【情熱大陸】上野千鶴子 東大入学式祝辞の背景にあるものは?

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6月30日の「情熱大陸」は社会学者の上野千鶴子さんが取り上げられました。

この放送の内容や観た人の感想などネットの反応をまとめてみました。

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上野千鶴子のプロフィール

上野千鶴子(うえの ちづこ)
社会学者、東京大学名誉教授
生年月日:1948年7月12日生まれ(70歳)
出身地:富山県
出身校:京都大学文学部

上野千鶴子出演 情熱大陸の内容

上野さんの名前がニュースを賑わせたのは、今年の東京大学で行った祝辞です。

この祝辞には賛否両論がありました。

祝辞の内容

番組では祝辞の一部が実際の映像で紹介されました。

皆さん、ご入学おめでとうございます。あなたたちは激烈な競争を勝ち抜いてこの場に来ることができました。

その選抜試験が公正なものであることをあなたたちは疑っておられないと思います。

もし不公正であれば、怒りが湧くでしょう。が、しかし、昨年、東京医科大不正入試問題が発覚し、女子学生と浪人生に差別があることが分かりました。

大学に入る時点ですでに隠れた性差別が始まっています。社会に出れば、もっとあからさまな性差別が横行しています。東大もまた例外ではありません。

東大の女子学生からはこんな話を聞きました。「君、どこの大学?」と聞かれたら、「東京、”の”、大学」と答えるのだそうです。なぜかといえば「東大」といえば、引かれるから、だそうです。

なぜ男子学生は東大生であることに誇りが持てるのに、女子学生は答えに躊躇するのでしょうか。なぜなら、男性の価値と成績のよさは一致しているのに、女性の価値と成績のよさとのあいだには、ねじれがあるからです。

私が学生だった頃には、女性学という学問はこの世にありませんでした。無かったから、創りました。

女性学を始めてみたら、世の中は解かれていない謎だらけでした。どうして男は仕事で女は家事、って決まっているの?

主婦って何?何する人?ナプキンやタンポンが無かった頃には、月経用品は何を使っていたの?日本の歴史に同性愛者はいたの?

誰も調べたことがなかったから、先行研究というものがありません。ですから何をやってもその分野のパイオニア、第1人者になれます。

そして私を突き動かしてきたのは、あくことなき好奇心と、社会の不公正に対する怒りでした。

フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。

頑張ったら報われるとあなたがたが思えることそのこと自体が、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったことを忘れないようにしてください。

恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。

ようこそ、東京大学へ おめでとう

この祝辞の全文は以下で読むことができます。

平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 | 東京大学

なぜこのような祝辞をしたのか?

上野さんに声が掛かったのは、「#me too」と「東京医大の不正入試事件」が伏線になっていると、自身は述べています。

そしてスピーチは成功したとも言っています。

ちなみに「#me too」とはアメリカで起きたセクハラ問題のハッシュタグであり、「東京医大の不正入試事件」は女子や長期浪人生の得点を減点操作するという不正が行われた事件です。

女性学を牽引

上野さんは現在、ウィメンズ アクション ネットワーク(WAN)というNPO法人の理事長を務めています。

長年、男性優位の社会に疑問を呈し、女性に対する差別などの問題提起をしてきました。

上野千鶴子の活動の背景にあるもの

管理人は上野さんが「女性学」を続けてきたことや、おひとりさま(独身)でいることの背景をこの番組を見ることで知ることが出来ました。

著書を読めば分かる事かもしれませんが、なぜあのような祝辞を行ったのか、という原点は両親との関係が大きいようです。

父親(良雄さん)は亭主関白で、母親(久子さん)はそれにひたすら我慢し人生を恨んでいたということです。

この環境で育ったら、男性の在り方に疑問を持つと共に、母のように男性のために泣き寝入りする女性の生き方は変えなければいけない、と考えるようになることは理解できます。

田嶋陽子さんの生い立ちも父親に対する不信感があるので、共通点がありますね。

ツイッターの反応

まとめ

管理人は男ということもあり、女性学に関してはかなり疎いです。

ただ、今回上野さんの祝辞の映像を見て、

頑張ったら報われるとあなたがたが思えることそのこと自体が、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったことを忘れないようにしてください。

この部分はとても深いと思いました。

例えば犯罪のニュースを見て、なんてひどい犯人だ、と思えるその思考や感情も環境によってもたらされたものです。

無差別殺人事件のニュースを見て、かっこいい、とか英雄視する人もいますが、それも環境によってもたらされてものです。

この世を「男性優位の社会だ」と思う女性もいますし、「女は楽でいいよな」という男性もいます。

自分と異なる性や異なる環境で育った人をどれだけ理解できるか、ということが世の中を良くしていく考え方なのかもしれません。

情熱大陸
TBS系列で放送されている2019年以降の「情熱大陸」に関する記事です。
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